前代未聞の釣りへ行って「参りました。
2日連続、泊まり掛けで
何と和歌山までですよ
大きな船ならばイザ知らず、
我が艇は「23f」なので
人に言わせれば無謀!命知らず!等々らしいです。
しかしキャプテン命令は絶対なので、
何の文句も言わず・・・って言うか、
「知らぬが仏」状態で行ってきました。
狙いは黒潮に乗ってくる「カツオ」ですよ
朝の5時出航に向け準備を整え・・・>>>
いざ和歌山へ向けて出航です。
いつもの見慣れた「明石海峡大橋」に見送られて・・・
淡路の岩屋から先の観音様にもちゃんと
航海の無事を祈願しました <<合掌>>
「いったい何時間掛かるのか?」との心配も何処へやら
あっと云う間に田辺の沖まで来てしまい、
途中日御碕で一度燃料補給したでけです。
びっくりする程穏やかな海でした。
一応は、瀬戸内海とは違い外海ですよ
太平洋ですよ
あとは周参見沖から
19℃の水温域をGPSで探るのみです。
しかし17℃から18℃域ばかりで
いっこうに求める水温に当たりません。
気持ちが焦る一方で
気が付けば艇は遙か南まで来ています。
何と、本州最南端の潮岬を超え
串本沖5カイリですか?????????
こんな小さなボートで来ちゃいましたよ。
さすがに瀬戸内の細かいピッチの波とは違い
太平洋の真っ只中、波のピッチが大きいです。
そんな中、遂に19℃域をキャッチしました
早速、トローリング・スタートです。
ロッドは2本、カツオ・ルアーは万全
約8ノットで引っ張ります。
アングラーはキャプテン
私は操舵役、大変重要なポジションです。
何といっても、「カジキ」本番に向けての
貴重な予行演習になる為、緊張感が高まります。
丁度、追い波から左旋回し向かい波を数分走った時
キャプテンが突然、「スロットル・ニュートラル」
と叫び、左ロッドを巻き始めました。
潜行バンの先に間違いなく銀色の魚影を確認
「カツオ」が掛かった掛かった
気分は最高潮に達しましたが・・・
キャプテンが「バレタ!?」と一言
リールを巻く手がいやに軽い感じで
「ヤラレタ」とガッカリしながら
ショックリーダーを手繰るキャプテンが・・・
突然!
「付いてるぞ」と言いながら
仕掛けを上げた先に見事な「カツオ」君が・・・
【 約3.5kg ?】
「やったーーーー」と
二人で雄叫びをあげてしまいました
あとで判明したのですが、
この一匹は「奇跡の一匹」
「神のご慈悲」だったのです。
その後、19℃域を探りましたが、
どうも波の状態がヨロシクなく
午後2時にはストップ・フィッシングとなりました。
ここから本日の艇泊地である田辺港までが
想像を超えた航路になるとは
考えてもいませんでした。
定期便と呼ばれる「風」の影響で
凄い波の中を約3時間も掛ってしまいました。
その波のお陰で、翌日「筋肉痛」になるとは
しかし、4スト・エンジンは
恐るべしポテンシャルを秘めています。
私はボコボコになりましたが、
我が23f艇はヘッチャラです。
やっとの思いで田辺へ戻り
明日の為の作戦会議を開きましたが
黒潮の最北端が40マイルも離れてしまっていて
あまり期待が持てないとの情報でした。
でも一本は上げたので、「坊主」じゃぁありません。
遥々5時間掛けて来た甲斐があるってものです。
明日も短い時間ですが
可能な限り
『トローリング・フィッシング』万歳
2日目の模様は次回に・・・